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催眠小説:【闇の現小説】一覧ページ
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【闇の現小説】
前小説:http://aibox.blog2.fc2.com/blog-entry-169.html


男はそのまま、店を後にし、いつも訪れるあるラウンジバーに流れ込んだ。
そこは先程の店とは違って、それなりの広さを持っていた。
数名のボックスに何人かの女性、そしてカウンターにはマスターが、
しっくり飲みたい相手の対応をしている。


彼は、この店が大のお気に入りだった。


ラウンジバーに入るなり、気だるそうにしながら、カウンターで足を組み・・タバコを吹かす。。
そこで『与えられた情報』を見ながら、頭をまとめようと考えた―――のだが。
どうやらそうも行かないらしい。


「あら~ 智也~ ひさしぶりじゃない? なぁに、また荒れてるの?」
クスクスと笑いながら、店の女性がひとり・・・彼についた。


「別に荒れてねぇよ。 なんだ?いつもそんなに俺は荒れてるのか?」
「荒れてる荒れてる♪」
「嬉しそうに言うな(怒)」
「ほ~ら、荒れてる(笑)」

たくっ・・・といいながら、男はいつものワイルドターキーをロックで飲み始める。
そう、彼はいつもはターキーなど甘目が好きなのである。
では、何故あの店でバランタインだったのか?

ターキーを喉に流しながら、ふとそのことに気づき、苦笑する。
―やられてるな。

「で? どうしたの?」
「あん?」
「あん?じゃないでしょ・・。あなたがここに来るときは何かあるときよ(笑)
ネタはあがってるんだから♪」

うふっとした顔で、女性は嫌味などさらさらない顔でいう。

「・・・お前はデカか。」
「あら~? じゃ、ネタあげようか?そう・・咲灘のね~取締り役がかわったとき~、あなたは・・」
「あぁ!! もういい!! わかった。わかったから・・
せめて、気分が重いんだ。。過去ぐらい忘れさせてくれ。。。」
「クス。じゃ、おしえてくれる?」
「・・・なにをだよ。」
「・・・いまの・・あなた・・・」

「・・・・・」
男の頭に 克司の顔が浮かんだ。。
ふっ・・と男は細かに口端のみをあげて笑う。

「なぁに?その顔は・・。私じゃ話し相手にならないって言うの?
 ちょっとマスター! 私にもターキーついで!」
「おぃ。それは俺の酒だ。」
「だからよ!」

女性はこれみよがしに、ターキーのロックを一気飲みしていた。
その様子を観て男は唖然としながら見ていた。。
この明け透けのない女性に、これまで何度救われた事か・・わからない。。
すべては見せてないだろうその顔に・・
そんな事をも見せないくらいの、明け透けのない会話で相手の心を溶かす。。
そして、じんわりと染み込んでくるのだ。。


その笑顔が・・やさしさが・・相手の心にある内なる全てを打ち明けさせる・・


彼女はこの店でのNO1だった。


「・・・・・」
男は彼女をじっと眺めたまま・・暫し深い思考へと潜った。。

唖然とした顔で・・・じっと眺められて・・彼女はたじろいだ。
今までこんな様子は観たことがない。

彼(智也)は、丹精の取れた顔立ちをしていた。
日頃、悪ぶらなければ(といってもこの店でだけなのだが)、かなりモテル筈だ。
その顔立ちの男が眺めてくれば、たじろぐのも仕方あるまい。


「な・・・なによっ 一杯くらい飲んだってあなたの懐は痛くないでしょ?
 それとも~♪ 私の顔に惚れ直した? クス」


フッ -ある男の笑った顔が彼の脳裏に瞬いた-


智也は、眺め続けたまま・・・その色偽りのない眼差しのまま・・呟いた。
「あぁ・・・惚れ直したよ。美帆・・・」
「な。。。 」
女性は赤くなる。
「智也?あなた、本当に変よ? 私を口説くなんて・・・熱でもあるんじゃない?」

と、彼の額に手を伸ばそうとする彼女。。
その手を強引に掴んで腰元にひっぱる・・
「きゃ・・・」
胸元に来た彼女のあごを掴んで・・彼はもう一度呟いた。。


「綺麗だよ・・・美帆・・・」


女性は、いつにない突然の行動に半ば呆然としながら・・・はっときづいて、体制を整わせる。
そして何事もないかのように彼に接客をし始める。。
いつものように、茶化し・・相手を困らせ・・楽しめ・・和ませる。。

そんな応対を受け、その様子を彼はシビアに見ながら・・
ふとしたときに彼女の耳元で囁いた。

「今からトイレに行くから・・
 美帆もおくれてこい。 教えてやるよ、俺の秘密。」

それはずっと、何年も掛けて美帆が怪しいといいながら、知りたがっていたことだった。。
それは、智也にとっても感の良い美帆に、普段手玉に取られながらも(そうみせながら)、
面白い会話でもあった。。

探られそうで探られない・・そのキワドイ曖昧・・・そのトーク。。
時により彼女は触れてはならない場所にも触れた。
―当然、克司と関係がある内容の一部だったりしたわけだが、―

彼は明らかに機嫌が悪そうに一喝するかのような、
一見すると、人によっては喧嘩になりそうな会話でも、
彼女は穏便に面白い会話内容へとそれらを昇華してみせた。。。


・・・だから、彼は、この店に今も来る。。


男は立つと・・ トイレに向かった。
「ちょ・・ちょっと。。」
まだ返事していないじゃない・・・ 彼女はそう心の中で愚痴るが・・
暫くしても戻ってこない彼に、、しかたないとトイレに向かうのだった。


「智也~?」
彼は、壁に背中を掛けて少し俯きながら、待っていた。。
彼女の声に、そのまま目線を向ける。。

うっ・・・。
彼女はその彼の目線に弱かった。。
智也は意外に良い男なのだ。。何度も言うが、悪ぶっているが、育ちがいいのは解かる。
しかも、一代で名ある企業を創出した本人だ。
そして、柄が悪い風貌を装っているが・・・その姿はダンディでかっこよかった。。
ホストでも彼なら、軽く一位まで昇れるだろう、そう思うくらいの風貌と気立てだった。

そう、彼女の好みだったのである。


「なぁに?智也。秘密って・・♪」
ふわり・・と彼に腕を巻きながら・・問う。
「・・・秘密を知ったら、もう抜けれない。それでもいいか?」
「あ~ら、私口は堅いわよ(笑) それに、あなたの秘密って一生困らなさそうじゃない(笑)」
彼女は、いつもの癖で・・難癖のつもりでそう答えた。
彼のその秘密をネタに、食べていけるといっているのだ。

彼は、腕を回し真正面から囁く彼女に両手を顔の横につけて、真剣に答えた。。
「あぁ・・・ 一生困らない」
「えっ・・・・」
そんな答えが返ってくるとは思わなかった。。本気なんだ。。

「どういう・・・意味?」

「そういう意味だよ。」
「一生私をそばにおいておいてくれるの?(笑)」
「フッ・・・それは、お前次第。。だな。(笑)」

彼のいつもの笑顔に、彼女は安堵しながら・・耳元近くに顔を寄せて呟いた。。

「いいわ聞かせて。。」


その夜・・・彼は、最初で最後の之までの話を伝えた――――

【闇の現小説】
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【2014/10/14 01:05】 | #[ 編集]














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