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催眠小説:【闇の現小説】一覧ページ
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【闇の現小説】
前小説:http://aibox.blog2.fc2.com/blog-entry-77.html




東京、六本木。
そこは、いろいろなもので溢れている。

六本木ヒルズや泉ガーデン、ビジネス街や高級マンション、そして大使館。
テレビ局などもあり、国際美術館もある中、夜は、多種多様な店に溢れ、
ブランドショップから、ホテル、ディスコ、クラブ、キャバクラなど
多くの人達の興味の尽きない場となっている。

男が、克司と呼ぶものとであったのもこの街であった。
彼はどうやら、この六本木を中心に動いているようなのだが、
どこか、得体の知れない人物だった。

その面持ち、時折見せる風貌、独特の雰囲気。。

何をやっているものなのか?
それが、最初、男が克司に興味を持ったきっかけだった。
そうやって、近づくうちに彼は言ったのだ。


―『欲しいものはあるか?』

欲しいもの? 
欲しいものなら山ほどある。
それがどうしたんだ。


―『もし、それらが思うように手に入ったらどうする?』

は? あるわけがない。
夢みたいなこと語るなよ。


―『夢ではない。知らない事実があるだけだ。お前が興味があるのなら、お前に全てを授けてやる。』

男は、自分の頭をコンコンと人差し指で叩きながら、
グラスのロックを空けて、言った。

・・・全てって? 
それを知ったら、何でも叶うのか?


―『そうだな。お前次第さ。どう使うか、伏せるのか。暴走させたら身の破滅だな(笑)』

俺次第。。
なら、聞いてみるだけ聞いてもいいぜ。
どうせ、ありえない話し出しな。


カラン― (氷の転がった音が響く)


―『笑。いいだろう。聞いているだけでお前はわかるだろうよ。』

そういうと、不適に男は笑った。
その様子に、ごくりと唾を飲む。


―『お前に全てを授けてやる。その代わり、何があってもこれを果たせ』

そういうと同時に、先程、空いたグラスを置いた手が、
知らぬ間に若い男の頭を掴み、片方の手は目を隠していた。


・・・!・・・

―『スーッと意識が落ちる・・・』

・・・あっ・・・
そういわれると、何か瞬間的に意識が抜けていくような気がした。


―『ほら・・落ちていく・・落ちていく・・落ちていく・・』
掴んだ頭を回しながら、男は耳元で澄んだ声で呟いた。


カラン― 

気づいた時には、若い男は、軽い夢の中に入っていた。



―『そう・・・意識が深く落ちる・・・ それがとても心地いい・・・』
克司の言葉で、男は一瞬で催眠状態に落とされていた。

―『心地いいから・・・、すぐこの状態へ戻ることができる・・・ 
  これから、3つ数えるとおまえは催眠状態から目が覚める・・・
  しかし、とても眠くて眠くて仕方がない・・・
  目が覚めた途端、おまえはすぐにまた、今よりももっと深い、
  もっと心地のいい・・この状態に・・深く戻っていく・・・ 』
・・・・ ――― ・・・・


―『3・・2・・・1・・・(パチン) ほら、目が覚める』

ん・・・
ぼぉ~とした意識で目が覚めると・・・目の前には克司がいた・・・

・・・あ・・・
途端にぼやける意識・・・

―『そう・・・深くまた入っていく・・・・どんどん入っていく・・・・』
その言葉に、また深く誘導されていく・・・ そこは、先程よりも深い場所―

―『そう・・・とても心地いい・・・この状態が心地いい・・・ だから・・
  また、目が覚めても、すぐ、眠りにつくように、更に深い催眠状態へ戻っていく・・
  ほら、、3つ数えると目が覚める。
  3・・・2・・・1・・・(パチン) 目が覚める』

ふっと目が開き・・・周りをぼぉ~とした意識で見つめる男。。
目の前に先ほど会話していた克司が見えたと思ったら・・・また・・・

―『そう・・・どんどん深く入っていく・・・・深く入っていく・・・・』
まるで彼の言葉に、心を掴まれているかのようだった―


・・・・ ――― ・・・・


―『3・・2・・・1・・・(パチン) ほら、目が覚める』
何度もこのやりとりを繰り返され・・・

・・・・ ぁ。 ・・・・

―『深く入る・・・・深く入る・・・深く入る・・・』
彼の意識が覚めても、催眠状態と区別がつかない程に男がなった頃・・・

―『3・・2・・・1・・・(パチン) ほら、目が覚める。』
目が覚めたまま、ただ見つめ続けるだけになった彼に、克司はこう呟いた。

―『もうお前は、俺の「バランタインの氷」だ。』

カラン― 


彼は・・・克司の一つの氷となった。



【闇の現小説】
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